なんとなく考えてること

おもしろさと便利さは相反するなあってことを最近考えていて、例えばすぐ例が浮かんだのが宝くじなんだけど、宝くじはくじを買ってから当選発表まで待たなきゃいけなくて、待たなくていいやつも銀色のところをいちいち削ったりしなきゃいけないのでぜんぜん便利じゃない。でもたくさん買う人がいる。宝くじを買って儲かるのかっていうと、高額当選の確率なんですごく低いからだいたいの人は儲からない。
じゃあなんでみんな買うの?ってとこなんだけど、宝くじを買う人は、買ってから当選発表までの間で「どの売り場で買おうかなー」とか「当たったら何買おうかなー」みたいなわくわくする感じを買ってる。これが宝くじの「おもしろさ」部分になってる。
宝くじをどんどん便利にしてくと、待ち時間をなくして、銀色の削るやつもなくして、そもそも紙も邪魔になるだけだからなくして、そうすると「お金払う→当たりはずれを教えてもらう」っていうだけのフローになる。待たないし、ゴミも出ない。すごく便利になった。でもおもしろくない。

たぶん世の中いろいろこういうことなんじゃないかなーと考えてるんだけど、これで全部説明がつくわけではないし、考え途中のただのメモです。宝くじはあんまり買いません。